島津製作所ニュース

このたび，島津製作所よりガスクロマトグラフ質量分析計 GCMS-QP2050を発売しましたのでお知らせ致します。
GCMS-QP2050 は次世代のシングル四重極型GCMSです。感度や再現性などの基礎性能の向上はもちろんのこと，多くのお客様が要望されている耐久性や操作性の大幅な向上を実現致しました。GCMSで要求され多様な分析をカバーするミドルクラスモデルと，低価格市場向けのエントリーモデルの2種類をご用意致しました。

■ 他社ミドルレンジモデルを圧倒する基本性能
GCMS-QP2050 + Brevis GC-2050
業界最高峰のスキャン速度30,000 u/sec、EI スキャン S/N 5,000：1（1 pg OFN）を実現するなど、基本性能を向上させました。
■ ラボの生産性を向上する耐久性・メンテナンス性
耐久性とメンテンス性を兼ね備えた新型イオン源「DuraEaseイオン源」や、従来比5倍以上の寿命を実現したロングライフフィラメントの搭載により、質量分離（MS）部のメンテナンス頻度を低減します。
■ 初心者でも熟練者相当の結果が得られる確実でシンプルな操作性
LabSolutions GCMS に対応しました。ターゲット分析用メソッド作成や解析作業の効率化に貢献する
Smart SIMTM+や Analytical Intelligence 機能が、ユーザーの煩雑な作業を支援し、確実な分析が可能です。
■ ラボ運用の効率化
制御用PCとGCMS 間がLAN接続となりました（従来はUSB接続）。GCMSの横に制御用PCを設置せずに運用することが可能となります。また、１つのソフトウェアより最大２台のGCMS の制御が可能となりました。さらに質量分離（MS）部の幅を従来比で約20%（約7cm）削減しました。GC部 にコンパクト設計のBrevis GC-2050 を採用し、さらに制御用PCをリモートアクセスとすることで、システム全体の設置幅は、従来比で約60% （約90cm）削減できます。既設Nexis GC-2030 / Brevis GC-2050への質量分離（MS）部の増設にも対応しており，ラボの資産を有効活用できます。

GCMS-QP2050の発売に伴いGCMS-QP2010 SEは在庫分をもって販売終了します。